猫の恋やむとき閨の朧月

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映画「SYNCHRONIZER」を観ました

 

ねこなべです。

 

だいぶ前になりますが、「SYNCHRONIZER」という映画を観ました。

今回は、この映画の感想を書いていきたいと思います。

※注意

これ以降はネタバレになる内容が含まれます、ご容赦ください。

 

まず、この映画の紹介が『ヒトとヒトの脳波を同期させたら、いったいどんなことが起こるのだろうか。』という一言から始まる。

 
人間と動物の脳波を同期させるという無認可の研究を孤独に続ける、研究者の万田祐介さん演じる「長谷川高志」。研究所で立場の弱い彼を見守る同僚の宮本なつさん演じる「木下萌」は、この実験が、脳機能障害をも改善させる素晴らしい成果をもたらすことに気づく。

共に研究を続けるふたりは、やがて私生活でも愛し合うようになる。一方高志は、動物だけでなく人間と人間の脳をつなげることで、母親の認知症を治せるかもしれない、と希望を抱いていた。だが萌はその研究成果が思わぬ結果をもたらすことに気づき、高志を止めようとするが……。
大切な人のために倫理を超えた実験に没頭する男。そんな男を盲目的に愛する女。そして息子の愛を一身に受ける母。3つの愛は、やがて人々を狂気へと誘い、暴走する。

 

予告映像から少しずつ漂うサイコ感がいいですよね~

このシンクロするための機材も、厨二感があって好きなんですよね。

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この眼帯を付けたもの同士は(正確に言うと、眼帯と繋がっている同線にお互いの脳波を繋げている)お互いの脳波がシンクロし、お互いが同じ行動をするようになるのだが、高志と母親がシンクロ率を高めていくにつれ、母親の脳細胞が飛躍的に活性化。次第に認知症も治り、自分の息子のこともはっきりとわかるようになる。

 

最初は長谷川の研究に協力したいと行動する木下。しかし、自分の母親の認知症を治すための研究がどんどん進んでいくにつれ、お互いの気持ちはすれ違っていく。この研究を進める時は木下がいる時にだけ行うという決まりも、母親を治したいという気持ちから、その約束も守られず。二人の関係はますます悪化していく。

 

母親とのシンクロが90%までいった時には、歩けなかったはずが歩けるようになり、傷ができてもすぐに治る、人間離れした驚異的な治癒力を身につけ、なんと容姿も若返ったのだ(おそらく70代から40代後半まで若返っている)。

 

しかし、シンクロ率が上がるにつれ、逆に高志はやつれていき、母親の認知症が乗り移ったかのような変わり果てた姿になっていた。

 

作品中で高志が「自分がどうなっていくのか怖い」と言うように、母親とのシンクロ率が進んでいくことで、どんな結果が待ち受けているのかわからなかった。もしかしたら、お互いが死ぬかもしれない。

僕が作品を観ていて想像したのは「この母親に乗っ取られるのではないか?」ということだったのだが・・・

 

僕の予想は的中。木下が高志のもとに駆け付けた時は手遅れだった。

しかし、ただ乗っ取られるわけではない。母親の容姿は20代後半まで若返っており、もはや人間とは思えない、全身が白く、感情のない動物が立っていました。

「早く二人のシンクロを解かなければ!」と、お互いを繋ぐ同線を木下が切ったのだが、二人のシンクロは解けず、もはや「長谷川高志」という人間は、もうこの世には存在しないという結末に。

 

最後、長谷川が「怪物を作ってしまった」という言葉と「助けてくれ・・・」と、最後まで研究を止めようとした木下に、自分の行ったことを後悔・許しを請うかのように助けを求めました。その言葉に木下は「ごめんなさい」と、長谷川が自分を突き放したにも関わらず、止められなかった自分を責めるかのように、泣きながら訴えるのでありました。

 

「SYNCHRONIZER」

個人的には、とても素晴らしい作品でした。この研究がもたらす良い結果・悪い結果というのを考えさせるドキドキ感。またSFな感じが、僕のなかでハマった作品でした。こちらの作品はDVDなどのソフト化はされていないのですが、いつか皆さんにも観れる日が来るといいなと思います。

その時は、ぜひともオススメしたい作品として紹介したいです!

 

ではでは、ねこでした。

 

 

文責  ねこなべ