猫の恋やむとき閨の朧月

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映画『あの頃、君を追いかけた』を一足先に観てきました。

 

 ねこなべです。

先日、映画『あの頃、君を追いかけた』を一足先に観てきました。

 

 おそらく、2018年自分が一番楽しみにしていた映画と言っても過言ではないと思います。今回はこの映画の感想を書いていきたいと思います。宜しくお願いします。

※ネタバレを含む部分もあります。

 

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誰もがきっと、愛おしかった「あの頃」を思い出す

2011年、ほぼ無名のキャスト、新人監督の作品でありながら、200万人を動員し、社会現象までにもなった台湾映画を、2018年、舞台を日本へ移し、旬の俳優たちが出演し、新たな物語として生まれ変わった作品が堂々完成。

 

最高の仲間と、最高の日々を過ごした高校生活

主人公・水島浩介(演:山田裕貴)は高校3年の受験生。友達の寿音(じゅのん 演:中田圭佑)一樹(演:遊佐亮介)陽平(演:佐久本宝)、健人(演:國島直希)らと明るく楽しく自由気ままに過ごす毎日。家に集まって好きな洋楽を聴いたり、寿音の家は旅館を経営しているのでみんなで温泉に入ったりなど。毎日この仲間たちと会っては、とにかくバカばかりの毎日を送る日々を過ごしていた。

 

クラスメイトたちからはムードメーカーとして見られていたが、教師からは問題児として扱われていた浩介は生活態度を正すよう、学校一の優等生・早瀬真愛(演:齋藤飛鳥)の前に座るよう命じられることに。

 

医者である両親をもつ真愛は、真面目で純粋だが、冷静で無愛想に見られがち。しかし、そのことで悩んでいたり、時には天然な一面を見せる、どこか子どもっぽい一面のある女の子。口癖でよく言う言葉は「ほんと幼稚!」で、浩介は幾度となくこの言葉を言われることとなる。

そして、真愛の親友、小松原詩子(演:松本穂香)も、そんな真愛のことが大好きで、いつも2人で過ごす日々。ちなみに、詩子は浩介の幼稚園のころからの幼馴染で過ごしてきた時間は長かった。

 

クラス一の問題児と学校一の秀才

ある日の英語の時間。担当する先生は怖いことで有名で、毎回教科書がない生徒に対して、「授業を受けるな!」叱る先生だった。

 真愛が教科書を出そうと鞄に手を入れるが見つからない。

「どうしよう・・・」と怯えながら、忘れてきてしまったことを告げようとした時だった。前の席から教科書が手渡された。

 

「すいませーん、教科書忘れましたー」

 そう言ったのは浩介だった。

 

「水島、またお前は教科書を忘れたのか!お前は何のために学校に来ている!勉強をする資格などない!」浩介は後ろに立たされるように怒られ、その姿をただ見つめるしかなかった真愛は授業を受けるのであった。

いつも授業など受ける気もない浩介の教科書は落書きばかりされていた。面白いもの、変なもの、くだらないもの。色々な落書きの中にひとつ、真愛は気になるものを見つける。

 

「早瀬は天然で可愛いやつ」教科書内の人物に吹き出しをつけられていた落書きがあった。

照れながらもクスッと笑い気持ちが少しだけ軽くなった真愛は、浩介に対してある行動をすべく、何かを決意する。

 

仲が深まる2人

浩介にかばってもらった真愛は何かお礼がしたかった。だけど自分ができるのは今まで努力して続けてきた勉強だけ。そこで、浩介の一番苦手な数学の成績が少しでも伸びるようにと、自分でも使いやすいと感じていた参考書を渡し、課題として自作の小テストを浩介に渡すようになった。

 

朝の時間と放課後は2人きりでの勉強の時間という日課があり、最初は拒んで勉強をしない浩介だったが、真愛の本気で勉強を教えたいという純粋な気持ちに、心を打たれて勉強を始めるようになる。 

融通が利かずいつも論理的なことばかりな真愛だったが、この時だけは明るくてよく喋る普通の女の子であることに、浩介は驚きつつも、そんな真愛に惹かれていった。

一方、真愛も浩介がただのお調子者ではなく、優しくて真面目で真っ直ぐに生きていることに、惹かれつつあった。

 

卒業の時

少しずつ距離が縮まる2人だったが、寿音、一樹、陽平、健人詩子、そして真愛。それぞれが自分の将来に向けて、大学受験の勉強を頑張っていた。しかし、浩介だけがやりたいことが見つけられず、自分への自信も失われていく。その自信の無さから、次第に真愛への想いも伝えられないまま、時間ばかりが過ぎ去っていったのであった。

 

何度も手を伸ばしてみたけれど、いつしか手の届かない場所に。

どうして自分はあんなにも早瀬真愛に振り向いてもらおうと頑張ったのだろう。

 

「あの頃の君を追い続けた、かけがえのない青春時代」

 

2人の恋はこれからどうなるのか。ここから先の内容は、ぜひ劇場で。

 

感想

物語としては、こんなに好きな人が近くにいるのに、好きな気持ちを伝えられない。もどかしく切ないく青春を描いた時代を思い出させてくれる。儚い場面も多くありますが、それ以上に自分の青春時代を思い出させてくれる映画でした。

 

浩介が真愛のことを追いかけた10年間の思い出に、自分も感情移入してしまう部分が多々あり「わかる、わかる」と納得してしまう自分がいました。

友達と過ごした日々や部活を頑張っていた時期。好きな人がいて、自分も何とか振り向いてほしくて頑張っていたなと。僕も浩介と同じような「あの頃」を過ごしていたなと、学生時代の自分を思い出させてくれる、本当に素晴らしい作品でした。

あと、地味に良かったのはエンドロール。

グループに所属している方がクレジットで流れる際は、グループ名まで載ることが多いのですが、本作では齋藤さんの名前の後に『(乃木坂46)』の表記がなく、ひとりの女優としてクレジットされていたことが個人的にはグッときました。

 

 「水島浩介 / 山田裕貴さん」

山田さんの演技力に感動しっぱなしでした。

浩介は真愛の理想の男性に近づけるよう不器用ながらも頑張るけれど、いつしか彼女の心を傷つけてしまう。だけどそれに気付くことが出来ず、がむしゃらに背中を追い続けて気持ちが募り抑えられなくなった結果、二人は衝突してしまいます。それが新たな予告映像で追加された格闘シーン。ここで縮まっていた二人の距離に擦れ違いが起こってしまって。。。

 

「私は浩介が何を考えているか、もうわからないよ・・・!」

真愛の悲痛な叫びで自分がしてきたことにようやく気づき、後悔する場面。本当は真愛のことが好きで好きで、自分という存在をアピールするにはどうしたらいいか。「この恋が叶うためにどうすればいいんだ」と、必死になってきたこと。

悩んで、苦しんで。自分のかっこ悪い姿を真愛に見せてでも好きになってもらうために、一途で頑張る姿を演じる山田さんがとても素晴らしく、涙を流してしまうほど引き込まれてしまいました。

 

早瀬真愛 / 齋藤飛鳥さん」

個人的に注目してもらいたいのは、彼女の表情と表現力。ボロボロと涙を流す表情、寂しそうな表情、ムキになって拗ねる表情。浩介の気持ちに寄り添おうとしている姿、意地悪をしたくてからかう姿。

 

どれも純粋で儚くて気丈に振舞っていてもすぐに崩れてしまいそうで。そんな弱さが見え隠れする女の子らしい姿が非常に可愛らしかったです。僕がスクリーンで見ていたのは、紛れもなく「早瀬真愛」という人物でした。

 

普段はアイドルとして活躍しているイメージが強い齋藤さんですが、早瀬真愛という人物を見事に演じきっていたなと感じました。演技経験も少なく、難しい役どころだったと思いますが、山田さんがリードして支えてくれたからこそ齋藤さんは自然に演じられたのではと思います。

 

 最後に

浩介が坊主頭、真愛がポニーテールにしている姿で浩介たちの前を横切る予告編のシーン。この「坊主頭」と「ポニーテール」というのは劇中ではとても大事なポイント。二人はテストの合計点でもし負けたら浩介は坊主頭に、真愛はポニーテールにするという賭けをするんです。これがお互いの距離を縮めたきっかけでもありました。

 

終盤に浩介と真愛が携帯電話で話しをするシーン。これも予告映像では一瞬映ってますね。「もしも・・・だったらさ・・・」という浩介の言葉に対する真愛の返事。シンプルな一言のなかに真愛の気持ちがたくさん込められており、考えさせられる一言だったこと。ここでまた泣いてしまって。。。

 

最後の結婚式でのシーン。齋藤飛鳥さんのウェディングドレス姿も綺麗でした。ここで涙を浮かべているのも意味のある涙であったり…。山田裕貴さん、齋藤飛鳥さんの2人だけの世界というシーンがとても印象的な場面でした。

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また、この映画は、1回目と2回目では観た時の印象が変わる作品だと思います。なぜなら、この映画の冒頭30秒間のシーンが非常に重要なシーンであるからです。これを知ってることで、観る時の気持ちが切り替わるので、この映画はぜひ2回は観てもらいたいです!!

 

僕も『あの頃』をもう一度追いかけたいので、全国公開されたら映画館に足を運んでまた観たいです。

 

キャスト陣の演技はもちろん、ストーリーも素晴らしい「あの頃、君を追いかけた」ぜひとも多くの方に観ていただきたいです。全国公開は10月5日(金)から。多くの劇場で観ることができると思います。公開されたら、またこの映画についてお話しできたらなと思います。

 

最後に、この映画で重要な言葉「you are the apple of my eye」を添えて、このブログを締めさせていただきます。 ありがとうございました。

 

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ではでは、ねこでした。

 

 

 

文責  ねこなべ