猫の恋やむとき閨の朧月

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映画『コーヒーが冷めないうちに』を一足先に観てきました。

 

ねこなべです。

 

先日、映画『コーヒーが冷めないうちに』を一足先に観てきました。

今回はその感想を書いていきたいと思います。

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あなたの戻りたい過去はいつですか?

本屋大賞にノミネートされた本作は「4回泣ける」という見出しで、4つの人間ドラマが繰り広げられ、過去に戻って自分が誰に会いたいのか。「フニクリフニクラ」という純喫茶が舞台の物語です。
 

過去に戻る様々なルール

自分が戻りたい過去に行くためには、5つのルールがあった。

  • 過去に戻って、どんなことをしても現実は変わらない
  • 過去に戻っても、喫茶店を出ることができない
  • 過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
  • 過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
  • 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。

 

主人公・時田数(演:有村架純)はこの喫茶店で働く女の子。店主で叔父の時田流(演:深水元基)と2人で経営をしている喫茶店には、様々な客が「タイムスリップができる」という噂を聞きつけてやってくる。

 

この店のとある座席に座ることでタイムスリップができるのだが、そこには「幽霊(演:石田ゆり子)」と呼ばれる人物が1日中座っており、この幽霊がお手洗いに行って席を外した時のみでしか座れないという決まりがあった。

 

アメリカに行ってしまった幼馴染(演:林遣都)と喧嘩をし別れてしまった女性(演:波瑠)

若年性アルツハイマーの妻(演:薬師丸ひろ子)と、その看護をする夫(演:松重豊)

故郷の妹(演:松本若菜)を裏切って、自分の好きなように生きている姉(演:吉田羊)

 

そして、時田数に想いを寄せる青年(演:伊藤健太郎)

この4組が織りなす4つの物語に、観る人を魅了する。。。

 

感想

まずは先に謝っておきますが、あくまでも個人的な感想なので、あてにしないでください。

正直なところ、面白くなかったです。設定に無理があったり、ツメが甘かったり。何より、タイムスリップの醍醐味を殺してしまっている点において、非常に残念な作品だなと思いました。

ルール5ヶ条にもある通り「過去に戻っても現実は変わらない」ということです。劇中、あることが起こってしまうのを防ぐために、「絶対に行っちゃダメ!」と忠告をするため過去に戻るという場面があるのですが、その言葉を信じてもらえず未来は変えられなかったということ。

普通、過去で起きたことで未来が変わって、新たな道を開拓する。そのためにその人物は必死に頑張る。これが普通であって、そのハラハラ感を楽しんで観るというのが醍醐味です。例えば、自分の会いたい人に何か忠告をすることで別の選択肢が生まれ、その人が違った未来を歩むとか。そういうのが一切ありません。

 

また、タイムスリップで戻れる時間がコーヒーが冷めるまでという決まりなのですが、タイムスリップをした時点で「すでにコーヒーがぬるいということ。時間がないことを比喩しているのでしょうが、タイムスリップをしての第一声が「もうコーヒーがぬるい!」と言うので、「熱々で淹れたのにもうぬるいの?」とツッコミを入れたくなる始末。

そのほかネタバレになるので言いませんが、ツッコミどころが満載です。とにかく物語にも人物背景においても設定が甘かったです。甘かったというより展開が読みやすかったのと、都合良く仕上げられてたのが何とも言えません。

 

それでも中盤まではいい作品だったんです。決められたルールはだいたい守られているし、松重豊さんと薬師丸ひろ子さんの夫婦役の演技は素晴らしかったので、涙を流しながら観ました。しかし、ここがピークであり、及第点だと思います。

他の方の演技も素晴らしかったです。しかし、いかんせん一人一人のタイムスリップ物語を完結させるまでの展開めちゃくちゃだったので、腑に落ちないといった感じです。

 終盤、自分の察した通り時田数の物語に入るのですが、全てが予測された結末に向かっていきました。大変申し訳ないのですが、僕はそこに何の感情もなく、ただ観ているだけでした。

 

最後に

『この世界観が好き』という人はいると思います。予告映像や映画紹介の文を見て、「この映画楽しみだなー」と、あまりハードルは上げず低く低く設定して観に行きました。だけど、そこまでハードルを低く下げても、都合の良い展開だったので楽しめる作品ではなかったということです。

 

同じ時間に観ていた人とお互いの感想を話しましたが、お互いがそこまで楽しめなかったという意見でした。ちなみに僕が泣いたのは、4回中1回だけです。

 

原作は素晴らしい作品だと思います。

本屋大賞にノミネートされるほどの作品なので、もしかしたら小説が良くて映像化したことが良くなかったのかもしれません。

僕だって悪く言いたくはありません。いいところも見つけてこの映画を紹介しようと思いました。しかし、その良さがあまりにも少なかったので、正直に書かせていただきまいした。

 

全国公開は9月21日(金)からです。

詳しい情報は下記ホームページからどうそ。

coffee-movie.jp

www.youtube.com

 

ではでは、ねこでした。

 

 

 

文責  ねこなべ