猫の恋やむとき閨の朧月

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映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』を観てきました

皆さま

 久しぶりの更新になります。

こんにちは、ねこなべです。

 

映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』を一足先に観てきましたので、

その感想を書いていきたいと思います。

 

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※ネタバレを含む部分もあります。ご了承ください。

 

「大ヒット少女漫画『ホットギミック』を実写映画化」

累計販売部数450万部を突破した相原実貴さんによる少女漫画

『ホットギミック』をベースに、山戸結希(監督・脚本)によって『ホットギミック ガールミーツボーイ』という新たな作品として生まれました。

 

「主人公と、彼女を取り合う3人の男性」

主演を務めるのは、今作で映画初出演・初主演となった堀未央奈さん。

この物語の主人公・成田初を、儚くたくさんの傷を負いながらも、時に力強い自分の意志をしっかりと持つ女の子として演じてくれました。本当に素晴らしい演技で、観る人を惹きつける魅力がありました。

 

この作品のコンセプトは『脱・青春キラキラ映画』という感じでしょうか。

胸キュン、壁ドン、ドキッとする甘い言葉。そういったものがほとんどなく、登場人物のそれぞれの人間模様を描きながら、成田初を中心に3人の幼馴染との恋愛模様を描いた作品となってます。

成田初に恋をする男性は、恋愛に不器用でいつも人を見下すような言葉で話す橘亮輝(演:清水尋也)、初が小さいころから憧れていた小田切梓(演:板垣瑞生)、普段から初のことが心配で気にかけている兄の成田凌(演:間宮祥太朗)。3人とも個性的なキャラクターだが、初に対しての好きという気持ちは誰よりも負けないと反発することも。恋愛にもさまざまな形があるけど、リアルに繊細に描かれてました。

  

 「印象に残った場面(シーン)」

「電車のホームでの初と亮輝のやりとり」

冒頭、亮輝が初に対して高圧的で理不尽な態度を取るシーンがあるのですが、お互いに恋愛に慣れていないがゆえのぎこちなさや、恋愛に対してピュアな部分を持っていることがわかる場面がいいなと思いました。山戸監督ならではの長回しのシーンではあるのですが、演技・台詞のチョイス・一連の流れ。全てにおいて素晴らしい場面です。素晴らしい場面だからこそ、このシーンは何度も何度もNGを出して、ようやくできた場面なんだろうなとも思いました。秀逸で素晴らしいので、みなさんもぜひ注目して観てください。

「マンションの階段での初と亮輝のやりとり」

あることがきっかけで絶望の淵に立たされた初無気力のまま住んでいるマンションの階段へ行くと、そこには亮輝が。

「あっ、バカが来た」

「なんでここにいるの」

「なんでって、ここ俺の縄張り。入ってくるなよ、バカがうつるだろ」

相変わらず初のことを見下す亮輝。

ここまで作品を観ていて「こいつ気に入らないわー」と思っていたのですが、この後の亮輝の行動にグッとくるものがあり、一気に『良い奴』へと変化するんです。

好きだからこそ素直になれない不器用さがいいなと思えた場面でした。

 

芸能人の梓と幼馴染の初

梓の父・小田切実(演:反町隆史)にある用事を頼まれた初が、梓がモデルの撮影をしている現場へ。そこには、モデル仲間の女の子たちが梓を取り囲んでいて、一切触れさせないようにガードをしている状態。初が勇気を振り絞って「小田切梓どこですか?」と聞くも、女性モデル集団に一蹴されてしまう。撮影をしている梓の視界の端で、初が怖がっている様子を見つけた梓が、救い出すという場面。

そのあとの梓が初に取った行動が、女の子がキラキラと輝かせる特別な行動であり、消費されていく女の子も表現したシーンとなっていて、山戸監督の演出・台詞・映像美に圧倒されました。。

 

・・・印象に残った場面はまだまだありますが、ここまで。

ぜひ劇場で作品を観て、感じていただきたいです。

 

舞台挨拶の様子

ありがたいことに、6/12(水)に行われた初めての完成披露試写会。

そして、6/22(土)の堀さんの地元・岐阜で行われた凱旋舞台挨拶に招待していただきました。

6/12(水)完成披露試写会 

6/12に行われた完成披露試写では、第1幕、第2幕と2部構成となっており、1幕では『ホットギミック ガールミーツボーイ』の誕生と、女優・堀未央奈が誕生することにかけて、巨大タマゴから堀さんが登場するイベントがありました。巨大タマゴから出てきた堀さんは恥ずかしそうに登場。その場に登壇していた山戸監督と間宮さんにイジられてました笑

 

2幕では、主要キャスト陣と山戸監督が登壇。

この作品に対する思いや、制作中にあった裏話など。貴重な話しを聞くことができました。堀さんが映画初出演・初主演という大役を任され、演技や精神的に辛かったことを振り返ったエピソード。山戸監督が泣きそうになりながら、この作品に対する思いを聞いた時が、個人的にはグッときました。

 

6/22(土)堀さんの地元・岐阜での凱旋舞台挨拶

作品についてのエピソードや、この作品に懸ける思い

「この作品で自分は成田初という女の子を演じて。最初は地味で、本当に普通の女子高生で。そんな初が少しずつ成長して、最後は自分の意志をしっかりと表現できる女の子へとなっていく。その姿に自分自身を重ねあわせてしまうこともありました。 初が成長していく姿に『自分も頑張らなきゃ』と勇気づけられたし、女優として自信をつけることができました。あるシーンの初の台詞が、自分自身の気持ちを告白している感じになって。成田初でもあるし、堀未央奈という人の心の底から出た気持ちを言葉したような感じがして。今思えば、そのシーンはすごく辛い場面だったかもしれないです」

初が亮輝が通う塾に入るまでのやり取りに

「もっといい感じになれるよって言ってほしかった。私の体に生まれて、頑張っていいって思いたかった」という初のセリフがあります。「成田初」の言葉ではあるけれど、堀さん自身の感情が自然と出ていました。演技だけど、演技ではない。初が強くたくましく成長していく姿に、堀さん自身が励まされ『自分もこんなふうに変わりたい』と自己投影しているように見えました。

 

そして最後に、

「この作品を観てくださった方々に、自分がもっている夢を追いかけるきっかけに繋がる作品であってほしい。心に残る作品であってほしい。そう願ってます。自分ができることを精一杯頑張りました。だから、この作品は乃木坂46の堀未央奈としてではなく、一人の人・堀未央奈として観てほしいです」

という言葉で締めてくれました。堀さんが伝えたかった気持ちは温かく、

優しい言葉で溢れていて、本当に素晴らしかったです。

この2回の舞台挨拶は貴重で、その場にいるということ、自分の応援している堀さんの夢が叶ったという瞬間に立ち会えたことが、非常に意味のあることだと実感しました。

二つの意味で特別となった舞台挨拶

これまでの舞台挨拶では他の出演者と登壇をしてきたのですが、堀さん1人だけの登壇となるのは岐阜のみということもあり、特別な舞台挨拶であることを実感しました。

ただ、この日が特別であった理由がもう一つ。

前日に開催されていた『第22回 上海国際映画祭』にて、堀さんはアジア新人部門・優秀女優賞を日本人で初めての受賞をしました。

その翌日でもある岐阜での舞台挨拶は非常に重要な日でした。登壇した堀さんの第一声「ただいまー!!」という一言。この「ただいま」には、地元岐阜に対してと、劇場にいる皆さんに対して。2つ意味が含まれているような言葉に感じられました。 

この作品の感想

今年はあと半分ありますが、この作品を超えるものはないと思います。それくらい素晴らしい作品でした。

堀さんの演技を中心にこの映画は出来てます。しかし、その演技が光り輝くのも、清水尋也さん、板垣瑞生さん、間宮祥太朗さん。そして、この映画に出演している全ての方々。一人一人の演技が素晴らしく、作品に対する熱量が伝わる演技だったからこそ、最後まで心揺さぶられるものになっていました。

何より、監督・脚本を務めた山戸結希監督をはじめとするスタッフの方々のこだわりや、作品に対する思いが作品をより良くし、最高の出来として生み出されていたので、「今年一番の映画だった」と、自分は言い切れるのだと思います。

本当に本当に素晴らしい映画でした。

 

『ホットギミック ガールミーツボーイ』

全国公開は6月28日(金)からです。

ぜひ、たくさんの方々に観ていただきたいです。

そして、アイドルという域を超える演技をしてくれた“女優・堀未央奈”の誕生を、皆さんの目に、心に焼き付けてほしいです。

www.hotgimmick-movie.com

www.youtube.com

 

ではでは、ねこでした。

 

 

文責 ねこなべ